だるぽよ夫婦のアクティブ日記

だるぽよな二人の日々の生活を楽しくゆるく書いています。旅行先の情報や、読んだ本の感想、感じたことをつらつら書いていこうと思いますのでよろしくお願いします:-)

教養とは何か? 現役東大生の世界一おもしろい教養講座「地理的思考」入門編

1.本との出会い

仕事帰りに本屋にぶらり。

私はあまり教養がない。

良い大学を出ているわけでもないし、

世の中知らないことだらけだ。

登山を始めてから、地形に興味を持ち始めた私は、

 地理を勉強できるような本を探していた。

・・・あった。

現役東大生の世界一おもしろい教養講座 -正しく未来を見通すための「地理的思考」入門-

現役東大生の世界一おもしろい教養講座 -正しく未来を見通すための「地理的思考」入門-

  • 作者:西岡 壱誠
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2019/06/10
  • メディア: 単行本
 

 いつもの通り、あらすじをペラリ。

ここで私が本書を即買いしたフレーズが登場。

"本当の教養って、いったい何なのでしょうか?"

意味を考え出した時点で著者の世界を

知りたくなっているいるわけで。

この時点で買うことは確定。

少し読み進めると、著者の見解が記載されていた。

どうやら、

"教養とは、

 活用できる知識のことである"

と考えている方のようだ。

私が興味を引かれたフレーズをもう一つ紹介。

"地理とは、地球上の理を学ぶ学問。つまり、

 「地球全体で何が起こっているのか」を学ぶ学問である"

地球上に起きた事象に対し、

地理的観点で原因を紐解いていく。

そうすることで教養が身に着く。というロジックのようだ。

1つ目のトピックは下記であった。

 日本でマンガ文化が花開いたのは、

  日本が山がちだからだ。

めちゃめちゃ気になる…ということでこの本を買い、

私は帰路についた。

 

2.ざっくり概要!

本は書いている内容も大事だが、

"どのような人が書いているか"も重要だ。

著者の思いを考えることで、より一層、

文を読むのが楽しくなるからだ。

本書の著者は、タイトルの通り、現役東大生。

・・・最近読む本は、同世代とか年下が書いていて、

時の流れを感じる…ことはさておくとして。

もちろん、ただの東大生ではない。

現役高校時代の偏差値は"35"だったというのだ。

地理と結びつけて知識を吸収するという勉強法で、

2年後に東大合格。この経歴が買われ、

「リアルドラゴン桜プロジェクト」という事業に参戦し、

高校生に勉強を教え、

先生方に教え方についての講義をしているという。

(お忘れかもしれないが、現役大学生である。)

1.にも記載したが、本書は、地理的思考に基づいて

地球で起きている事象を紐解いていく本である。

例として、内容を一部ご紹介。

 ・SNSが生まれたのは、農業が発達したからだ。

 ・イギリスが世界の覇権を握ったのは、

   カトリックが離婚を禁止したからだ。

 ・ソ連が崩壊したのは、アラブに石油王がいたからだ。

地理的観点から、どのようなロジックで紐解かれていくのか

気になりませんか?

 

3.感想!

その場所・その土地・その環境。

細かいところを言うと、標高・エネルギー・宗教など…

世界はその地理的要因であったからこそ

今日まで成長してきたのだと思える1冊。

加えて、いまの世界情勢を地理的観点から考察していくための

基礎知識が身につくため、今後、情報に触れる際の視点が

大きく変わってくると思われる。

いまから約20年後には日本の労働の半分が

ロボットやAIに代替されると言われている時代に

生きている私達が時代の変化についていくためには、

人間にしかできない「知識を活用すること」ができるように

ならなくてはいけません。

そのためには、地理的思考を理解し、

教養を付けていく必要がある。

「事実は小説より奇なり」という言葉があるが、

これからは、事実を地理的思考で紐解けるような教養を

身につけて行こうと思う。